〔泡盛〕74.松藤 限定三年古酒 43度 180ml

製造者/株式会社松藤 沖縄県金武町字伊芸751 琉球泡盛 限定三年古酒 原材料名/米こうじ(タイ産米) アルコール分/43度 内容量/180ml (以上、ラベルより転記) “崎山酒造廠”こと松藤さんの泡盛は、かつて以下のものをいただいております。 〔泡盛〕14.松藤 25度 100ml 〔泡盛〕70.松藤 25度 100ml 【2回目ですけれど、何か?】 〔泡盛〕73.松藤 三年古酒 30度 180ml 今日いただくこの松藤は、 “限定三年古酒”だってさ、 43度だから限定なのかと思いきや、蔵元さんのWebsiteでは、 「品質を保つため、月産本数を限定いたしております。」だってさ。 連続4回受賞だとよ。(興味なしだな。) それではいただきましょう。 まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。 上立ち香は、アルコール香かすか、米の香りかすか。 含むとかなりのスースーピリピリ! でも米の風味に厚みをしっかりと感じます。 黒麹の香ばしさはそれほどはっきりしていません。 甘みはほんのり。 苦みや重さ、クセはまったくなし。 キレよくスッキリ。 次に、水多めの水割り。 泡盛:水=4:6で。 上立ち香はなし。 含むと、スーピリは消えました。 華やかな香りが出て、口の中で穏やかに広がって鼻へ抜けていきます。 アルコール香も少しわかります…

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〔泡盛〕73.松藤 三年古酒 30度 180ml

製造者/株式会社松藤 沖縄県金武町字伊芸751 琉球泡盛 三年古酒 原材料名/米こうじ(タイ産米) アルコール分/30度 内容量/180ml (以上、ラベルより転記) “崎山酒造廠”こと松藤さん。 その泡盛は、これまでに以下のものをいただいております。 〔泡盛〕14.松藤 25度 100ml 〔泡盛〕70.松藤 25度 100ml 【2回目ですけれど、何か?】 今日いただくこの松藤は、三年古酒。 プラスもう一年ちょっとみたいでした。 “三日麹山清水仕込み”だってさ。 それではいただきましょう。 まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。 盃にそそぐと、華やかな香りを少し、そして穀物の香りを少し感じます。 含むとそれらが穏やかに広がって鼻へ抜けていきます。 ちょいスーちょいピリ。 黒麹の香ばしさが穏やかに効いています。 甘みはほんのり感じる程度。 重さやクセはなし。 かつキレよくスッキリ。 次に、水割りで。 スーピリ引いて、上立ち香も消えます。 含むと、最初に香ばしい米の香りがしっかりしてきたことがわかります。 華やかさと黒麹の香ばしさも穏やかながらも生よりはっきりしています。 酸味も少し出るみたいです。 甘みは相変わらずほんのり。 重さやクセは、やはりなし。 後味スッキリ。 最後にソーダ割りで試してみました。…

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〔泡盛〕72.千年の響 25度 200ml

製造者 有限会社今帰仁酒造 沖縄県今帰仁村字仲宗根500 琉球泡盛 原材料名 米こうじ(タイ産米) アルコール分 25度 内容量 200ml (以上、ラベルより転記) 今帰仁酒造さんの泡盛は、これまでに以下のものをいただいております。 〔泡盛〕12.美しき古里 12度 カップ 〔泡盛〕67.まるだい 30度 180ml 今日いただくのは、“千年の響”。 限定品なんだってさ。 何が限定なのかはわかりませんでした。 長期熟成古酒と書いてありましたが、何年モノなのかはわからず。 手元にあった文献には、以下の記述がございました。 「長期熟成、10年古酒。樫樽貯蔵の琥珀色の泡盛。甘みがあり、自然のうまみが味わえる、優しい味。」(※1)(ただし43度モノについての記述) 「10年熟成の琥珀色の泡盛。まろやかで甘味のある自然の旨味が存分に味わえる。」(※2) (※1)でも触れましたが、この千年の響には、43度モノと25度モノとがあるそうです。 今日いただくのは25度モノですが、廉価版なのかな? それではいただきましょう。 まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。 アルコール香とともに、甘い香りをほんのりと感じます。 樽の香りも少し感じます。 含むと、最初に樽香が広がります。ウィスキーのような枯れた感じをちょっとだけ伴うようで、清酒の木香とは全然ちがいます。 米の風味は穏や…

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〔泡盛〕71.さくらいちばん 25度 180ml

製造者 有限会社山川酒造 沖縄県本部町字並里58番地 琉球泡盛 原材料名 米こうじ(タイ産米) 内容量 180ml アルコール分 25度 (以上、ラベルより転記) 「 山川酒造は「古酒を造るために仕事をしている」というほど、古酒に強いこだわりを持つ酒造所です。  終戦の翌年、1946年(昭和21年)に、山川宗道氏が、沖縄の伝統であり文化でもある泡盛を、そして、伝統の泡盛古酒を復活させたい、という強い信念のもとに創業しました。」(※1)という、山川酒造さん。 それ故か、 “古酒のやまかわ”を名乗っていらっしゃるようです。 今日いただくこの泡盛も、5年モノの古酒(クース)でした。 銘は、“さくらいちばん”。 なんでも、「日本一早く桜の咲く、「本部町八重岳桜まつり」にちなんでネーミングされた酒。」(※2)なんだってさ。 品質表示はこちら。 25度なのは、古酒は高価だから? それではいただきましょう。 まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。 上立ち香は、盃に鼻を近づけるとかすかに米の香りを感じます。 含むと、ちょいスーちょいピリとともに、米の風味をふんわりと感じますが、厚みはないみたいです。 黒麹の香ばしさはかなり穏やかで、角や粗さを感じません。 甘みもほんのりと感じる程度で、幅を感じません。 酸味をちょっとだけ感じるみたいです。 重さやクセはゼロ。 キレ…

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〔泡盛〕70.松藤 25度 100ml 【2回目ですけれど、何か?】

製造者 株式会社松藤 沖縄県国頭郡金武町字伊芸751番地 琉球泡盛 原材料名/米こうじ(タイ産米) 内容量/100ml アルコール分/25度 (以上、ラベルより転記) 株式会社松藤さんの“松藤”。 実は、すでに一度いただいております。 〔泡盛〕14.松藤 25度 100ml しかし、その際いただいたものは、蔵元さんが“崎山酒造廠”という屋号(商号)を用いた個人事業主(自然人商人)であった頃の製品でした。 蔵元さんのWebsiteによれば、「2020年8月8日をもって「株式会社 松藤」へと組織変更いたしました。」とのこと。 要するに、法人成りってやつですね。 個人事業主が法人化なさった場合は、同一銘柄の商品であっても別カウントとさせていただくのが、このブログでの先例でございます。 (どうでもいいわ。) アルコール度数は、前回と同じ25度でした。 話のネタが尽きたところで、いただきましょう。 まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。 上立ち香は、盃に鼻を近づけると米の香りをかすかに感じる程度です。 含むと、スースーのピリピリ! 米の風味を感じますが、広がらず、舌を突くように感じます。 黒麹の香ばしさは弱めで、甘みもはっきりしないくらいの弱め。 重さやクセは全くなし。 後味は、かなりスッキリしています。 次に、水割りで。 25度なので、“泡盛:水=6:4…

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〔泡盛〕69.萬座 古酒 25度 100ml

製造者 合資会社恩納酒造所 沖縄県国頭郡恩納村字恩納二六九〇 琉球泡盛 内容量/100ml アルコール分/25度 原材料名/米こうじ(タイ産米) (以上、ラベルより転記) 恩納酒造所さんの泡盛は、昨日までに以下のものをいただいております。 〔泡盛〕5.萬座 30度 100ml(喜屋武商店) 〔泡盛〕61.NAVI(ナビー) 20度 180ml 〔泡盛〕63.萬座 古酒 15度 200ml PET カップ 〔泡盛〕68.萬座 30度 100ml 今日いただくこの萬座は、古酒(クース)だってさ。 貯蔵年数の表示はなく、かつブレンドでもないみたいですから、全量が3年物(古酒を名乗るための最低基準)なのかも。 度数は25度。古酒は貴重だから? 昨日いただいた古酒でないもの(新酒?)は30度でした。 それではいただきましょう。 まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。 上立ち香は、盃に鼻を近づけると米の香りふわり。 含むとまずはスースーピリピリ! でも風味は最初に米の風味が来て、黒麹の香ばしさが穏やかに続きます。 甘みには幅を少し感じます。 苦みはありますが、弱め。 一方でクセや重さは全くなし。 後味はスッキリ。 次に、残りを水割りで。 25度ですから、泡盛:水=6:4にしてみました。 香りは消えました。 風味は、米の風味と黒麹の香ばしさとを最初に感じます…

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〔泡盛〕68.萬座 30度 100ml

製造者 合資会社恩納酒造所 沖縄県国頭郡恩納村字恩納二六九〇 琉球泡盛 内容量/100ml アルコール分/30度 原材料名/米こうじ(タイ産米) (以上、ラベルより転記) 恩納酒造所さんの泡盛は、かつて以下のものをいただきました。 〔泡盛〕5.萬座 30度 100ml(喜屋武商店) 〔泡盛〕61.NAVI(ナビー) 20度 180ml 〔泡盛〕63.萬座 古酒 15度 200ml PET カップ 今日いただくのは、萬座。 品質表示から判断するに、〔泡盛〕5.萬座 30度 100ml(喜屋武商店)と同じ中身でしょう。 とは言え、いただいたのはかなり前のことですし、それに当時は泡盛に手を出し始めた頃でした。 それ故、今回は、これまでの経験を踏まえつつ、心していただきたいと思います。 (経験って、飲んだくれて言いたい放題だっただけだろ。) まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。 ちょく(↑球磨焼酎の盃)に鼻を近づけると、米の香りをごくかすかに感じる程度の上立ち香。 含むと、最初にスースーピリピリ! それでも、米の風味とともに、泡盛らしいクセと、さらに重さも感じます。 さらに黒麹の香ばしさもそれに続きます。 甘みはわかるものの、幅を感じません。 でもしつこさはなく、スッと切れますね。 次に、水割りで(泡盛:水=5:5)。 上立ち香は消えました。 風味がかなり…

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〔泡盛〕67.まるだい 30度 180ml

製造者 有限会社今帰仁酒造 沖縄県今帰仁村字仲宗根500 琉球泡盛 原材料名=米こうじ(タイ産米) 内容量=180ml アルコール分=30度 (以上、ラベルより転記) 創業は1948(昭和23)年ながらも、「 その昔琉球統一王朝ができる以前の三山分立時代、北山王の城であった今帰仁城、2000年12月に世界遺産に登録された城跡の麓に今帰仁酒造所はある。」(※1)という今帰仁酒造さん。 今日いただくのは“まるだい”。 「地元で古くから飲まれてきた「まるだい」も年配の人のあいだで人気だ。」(※2)とあるとおり、きっと今帰仁酒造さんの主力銘柄なのでしょう。 品質表示は、一般的な内容でした。 それではいただきましょう。 まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。 上立ち香は、泡盛のクセのような香りを少しだけ感じますj。 含むと、そのクセは風味としては香りほどは強くはないことがわかります。 かなりのスースーかつピリピリ! 黒麹の香ばしさが先に来て、米の風味もしっかりと感じます。 軽い苦みがあります。 甘みはそれほど強くはなく、ほんのりと感じる程度です。 重さは感じません。 クセが香りでわかる程度の泡盛でした。 それほど強くはないものの、わかりました。 ただし30度ですから、スースーピリピリだけはしかたがないように思いまた。 残りは水割りでいただきました。 泡盛のクセっ…

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〔泡盛〕66.金丸 十年古酒 180ml

製造者 合資会社伊是名酒造店 沖縄県伊是名村字伊是名七三六 琉球泡盛 十年古酒 原材料名 米こうじ(タイ産米) 内容量 180ml アルコール分 35度 (以上、ラベルより転記) 伊是名酒造所さんの泡盛は先週、〔泡盛〕65.いぜな島 カップをいただいております。 今日いただくこの泡盛は、十年モノの古酒(クース)だってさ。 一合詰の35度。 度数は通常の泡盛(30度)よりも少しだけ高め。 一合瓶なのに¥1,153-だってさ。 十年古酒だからでしょうか? まあでも、そんなことはどうでもいいのです。 話のネタとして重要なのは、銘(清酒で言うところの手印)。 その銘は、“金丸(かなまる)”。 かつて竹下派の重鎮として政界で暗躍し、佐川急便事件で有罪となった御仁? “尚円王の故郷”が、伊是名島? 王様って、首里城で生まれた人じゃないの? この“尚円王”は、たしかに伊是名島出身の人物の名前で、かつ琉球王国における8人目(8代目ではない)の国王のことでしょう。 この“8人目”であって8代目ではないところに、尚円王のミステリーが垣間見られます。 私が高校生の頃に使っていた日本史の教科書には、 琉球王朝について以下の記述があるだけでした。 「沖縄では,このころ北山・中山・南山の3地方(三山)に政治勢力がわかれて争っていたが,1429(永享元)年尚巴志がこれを統一し,琉球王国をつくりあげ…

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〔泡盛〕65.いぜな島 カップ

製造者 合資会社伊是名酒造所 沖縄県伊是名村字伊是名736 品目・泡盛 琉球泡盛 内容量・200ml アルコール分・12度 原材料名・米こうじ(タイ産米) (以上、ラベルより転記) 「沖縄県本島本部半島沖の東シナ海に浮かぶ周囲17キロの小さな島。琉球松の緑が美しい常磐の島伊是名は、ツツジの島としても知られる自然美あふれる島で知られる。」(※1)という“伊是名島(いぜなじま)”に蔵を置く伊是名酒造店さん。 今日いただくこのカップ泡盛は、“いぜな島”。 12度ですから、割らずに飲める“前割り”ってやつですね。 なお、この“いぜな島”は、道の駅許田(沖縄県名護市)にて入手いたしました。 話のネタが尽きたところで、いただきましょう。 冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 上立ち香はなし。 含むと、少しトロリとした口当たり。 同時に、泡盛特有のクセのような香りを最初に感じます。 でも、しつこくはなく、穏やかです。 米の風味、黒麹の香ばしさ、甘みは、それもじんわりと感じます。 クセはありましたが重さはなく、後味はスッキリしています。 飲み応えがあるもののスッキリしている、おいしい前割り泡盛でした。 12度まで割ってありましたが、けっして薄くはなく、風味はしっかりしておりました。 それでいてしつこさはなく、スッキリしておりました。 うまいね。 ここまで飲んできた経験では、泡…

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