製造者 酔仙酒造株式会社
岩手県陸前高田市高田町字大石1-1
製造所 酔仙酒造株式会社大船渡蔵
岩手県大船渡市猪川町字久名畑136-1
日本酒
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合 60%
アルコール分 14度
保存方法 冷暗所にて保存下さい。
(以上、ラベルより転記)
「 日本百景にも選ばれた景勝地・高田松原で知られる陸前高田市。かつては金山の里としてにぎわった氷上山の裾野に、沿岸南部では唯一の蔵元・酔仙酒造がある。
酔仙酒造は、企業合同が行われていた昭和十九年、この地方の八軒の酒造業者が合併し発足した。当時は「気仙酒造」といったが、四十年に主要銘柄の名をとり、社名を「酔仙酒造」と変更。その後、四十五年に隣町・大東町の「金野酒造店」と合併し、今日に至る。」(※1)という酔仙酒造さん。
しかし、蔵があったのは陸前高田市。
それ故、御多分に漏れず、あの天災が蔵を襲ったのでした。
「2010年の時点で23の酒蔵があった岩手県は、震災と津波で多くの蔵が被害を負った。特に沿岸部の津波による被害は大きく、陸前高田市の酔仙酒造、宮古市の菱屋酒造店、大槌町の赤武酒造など壊滅的な打撃を受けた蔵もある。だが、現在はほとんどの蔵が復興に向け、新たな酒造りに励んでいる。」(※2)
酔仙酒造さんは、本社機能を陸前高田市にて存続しつつも、蔵は大船渡市へ移転させて酒造りを継続なさっているようですね。
その酔仙酒造さんのお酒は、
2014年4月にこれをいただいて以来です。
【お酒】189.岩手の地酒 特別純米酒 カップ
今日いただくこの“酔仙”は、
特別純米酒の、
生貯蔵酒でした。
品質表示はこちら。
それではいただきましょう。
生貯蔵酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、かすか。
盃に注ぐと、香りがかすかに立ちます。
フレッシュな香り。
うまみはやや淡めながらもしっかり。
米のうまみに淡めながらも厚みを感じます。
苦みがあって、弱めではあるものの鋭さを感じます。
酒臭さはかすか、熟成感はなし。
キレは、スッキリとはいかないもののよいほうです。
酸味はややはっきり。
すっぱさは強くはないものの鋭さを感じます。
かすかにスー、ピリはなし。
甘みはややひかえめ。
一応わかるものの、幅はなく弱め。
ちょい爽快のやや淡麗でちょい苦ちょいすっぱちょいスー旨やや辛口のおいしいお酒でした。
フレッシュな風味はひかえめで穏やか。それがちょいスーと相俟って爽やかさを創出しているようでした。
酸味に鋭さを感じたものの、これはきっと海産物をつまみにすると味を引き立てていい感じになることでしょう。
さらにやや辛口で、かつ苦みがいい感じに引き締めてくれておりました。
うまいね。
“特別純米酒/特別本醸造”なんて意味のわかりにくい基準は不要と思いますけれど、これはいける。
おいしい刺身と合わせてみたいところでした。
その酔仙特別純米生貯と合わせた今日のエサはこちら。
キャベツとにんじん。
選んだ理由は、双方とも安かったから。
切って塩を振り、水気を絞ったキャベツとにんじんとを、
マヨネーズ、麦味噌、すりごま、煮切りみりんで和えて、
和風コールスローごまみそ風味。
過去に何度も作っておりますから、まちがいなし。
きざみこんぶを食べたくなった酔っぱらい。
これに水を加えて戻すと、
こうなるので、
野菜と共に、
ごま油、みりん、しょうゆで、
炒め煮。
こんぶのうまみしっかりなので、塩気は薄めでOK。
ごま油がいい感じでした。
ごちそうさまでした。
(※1)岩渕公二『岩手の酒蔵』p.72(1998.10 岩手日報出版部)
(※2)『日本酒のすべて』p.20(2012.1 株式会社枻出版社)
この記事へのコメント
ma2ma2
ヨッシーパパ
夏炉冬扇
酔っぱらった仙人。成りたいもの。
てんてん
SUZURAN
HOTCOOL
Rinko
タンタン
炒め煮にごま油。確かに風味が増しそう。
Boss365
酔仙酒造さん、震災被害ありですが・・・
「新たな酒造り」踏ん張って継承して欲しいですね。
「フレッシュな風味はひかえめで穏やか。」は、バランス良さそうです。
きざみこんぶで海鮮さを演出?薄めの塩気で体にも良さそうですね!?(=^・ェ・^=)
さる1号
野菜との含め煮、美味しそうだなぁ
塩気薄めでOKなのがいいな^^
川鮎くん
skekhtehuacso
酔っ払いには簡単になれますが、仙人は無理ですね。
skekhtehuacso
skekhtehuacso
みりんを煮切るところがポイントかも。
skekhtehuacso
( ᯣ _ ᯣ )
skekhtehuacso
それでも廃業に至ったという例は、あるのかな?
阪神大震災の際に灘の中小蔵元が再起できなかったのとは対称的です。
skekhtehuacso
というか、私の好みが薄味だからかもしれませんけれど。
久しぶりに実家に帰って食事をいただくと、いつも味や塩気が濃く感じます。