製造者 株式会社宮の華
沖縄県宮古島市伊良部字仲地158-1
琉球泡盛
古酒
原材料名 米こうじ(タイ産米)
アルコール分 30度
内容量 100ml
(以上、ラベルより転記)
宮古島の隣にある、
伊良部島に蔵を置く宮の華さん。
その泡盛は、これまでに以下の物をいただいております。
〔泡盛〕3.宮の華 30度 100ml(2回目はこちら)
〔泡盛〕50.宮の華 宮古島まもる君 30度 100ml
今日いただくのは、
“豊見親(とぅゆみゃ)”
豊見親は、宮古島でかつて使われていた、有力者(支配階層)に対する尊称。
「豊見は響動(とよ)むの当て字で鳴り響く、よく知られたの意であり、親は文字通り尊称である。」(※1)とのこと。
最も有名な豊見親は、おそらく“仲宗根豊見親”でしょう。
仲宗根豊見親に関しては、昨年末に宮古島を徘徊した際の報告記事にて紹介しておりますので、そちらをご参照下さい。
この豊見親は、“古酒(クース)”なんだってさ。
古酒を名乗るには、3年以上貯蔵させた泡盛100%でなければなりません(詳しくは、上記“古酒(クース)”のリンク先をご参照下さい)。
泡盛は、貯蔵年数を重ねれば重ねるほど上等なものと言われております。
それ故、古酒を名乗るにもかかわらず貯蔵年数の表示がないということは、最低条件である3年間貯蔵させた泡盛であろうと推察いたします。
それではいただきましょう。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
上立ち香は、盃に鼻を近づけると、華やかな香りをフワリと感じます、
含むとそれが口の中でパッと広がって鼻へ抜けて行きます。
最初に甘みを感じます。幅を少し感じますが、軽めです。
それに米の風味がつづき、厚みが少しあってしっかりしています。
重さやクセはゼロですね。
ちょいスーですが、ピリはかすかでほとんどわからない程度です。
次に、残りを水割り(泡盛:水=5:5)で試してみました。
割ることで軽くはなりますが、けっしてペラペラではありません。
一方でスーが弱まり、口当たりがよくなりました。
華やかな香りとともに、カラメルのような香ばしい風味を少し感じます。
それが甘みと相俟って、風味に深みが出てまいりました。
それでも重さやクセは感じません。
生で米の風味と甘みとをしっかり感じ、水割りで深みを感じることができた、おいしい古酒の泡盛でした。
生もいけますね。生のほうが米の風味をストレートに感じることができました。
水割りにすると深みが出て、重厚感がありました。
それでも双方ともクセがなく、また生であってもピリがかすかで飲みやすく感じました。
これはもしかしたら、貯蔵の効果だったのかもしれません。
うまいね!
かなりうまいね!
古酒ではない宮の華と飲み比べてみたいところでした。
(※1)慶世村恒任『新版 宮古史伝』p.374(仲宗根將二執筆『〔解説〕慶世村恒任と『宮古史伝』』p.369-383より 1927.2初版 2008.11新版第1刷 2022.4第2刷 株式会社冨山房インターナショナル)
この記事へのコメント
kame
HOTCOOL
飲んでみたいなー
tochi
沖縄の酒はこちらではなかなか見かけません
飲んでみたいですね
リュカ
「とぅゆみゃ」はスラスラ言えないww
newton
ma2ma2
てんてん
skekhtehuacso
newtonさん
ma2ma2さん
てんてんさん
どうも。
skekhtehuacso
skekhtehuacso
skekhtehuacso
だってこの言葉、今となっては使いませんから。
ふるたによしひさ
lamer-88
skekhtehuacso
私は「りゅうきゅう」を食べたくなりました。
ma2ma2