この年末年始も、
毎日徘徊しつつ酒集めをしておりました。
その顛末をここに報告いたします。
<(_ _)>
★☆2024年12月30日(月)★☆
年末年始の徘徊はじめは、
なぜかいつも新宿駅から。
7:00発のあずさ1号に乗車。
終点まで乗って、松本駅で下車。
松本駅のNewDaysにて、白馬錦のアルミ缶をGET!
松本ってところは、いつ来ても初見のカップ酒(アルミ缶を含む)に出会うことが叶う、不思議な場所なのです。
外へ出てまいりました。
AM9:30の気温は、2℃!
松本駅前にあるスーパーにて、大吟醸2種を見つけてGET!
2024年末の松本では、一時間ほどの滞在でした。
松本からは、しなのに乗って、木曽へ!
時刻は11:00ですから、
年末ですし、そりゃ飲みます罠!
(年末じゃなくても飲むクセに。)
木曽谷では、
北部は雪が残っていたものの、
目的地に近づくにつれて、雪は消えてしまいましたとさ。
木曽福島駅(長野県木曽郡木曽町)へ到着。
腹が減ってきたので、
急いで谷へと降りて行きました。
とちの屋さんへ到着。
最初に出される熱いお茶がうれしいね。
とちの屋さんの燗酒はこれまで七笑(白梅)でしたが、
中乗さん(佳撰?)に変わっとったがな!
味の違いに気づいてお店の方に伺ったところ、ズバリでした。
これでもう、
「末廣を菊正宗だとだまされて大恥をかくことは二度と起こり得ない!」
そう確信することができました。
オイラは独力で、
ここまで到達したぞ!
ざまあみろ、ってんだ!!
ボーっと生きてんじゃねーよ!!!
きゅうりの漬物をいただきました。
そんなにしょっぱくなくて、おいしい!
すんきそば!
これを食べたくて、年末は必ず木曽へ寄らせていただいているのです。
すんきは、冬の木曽地方でのみ造られている、かぶ菜のお漬物。
塩を一切使わずに乳酸菌だけで発酵させたすっぱいお漬物なのです。
そのすっぱいすんきが、かつお出汁とバッチリ!
もちろん、そばもおいしいですが、
とちの屋さんは、お店の雰囲気が最高!
お客さんはほぼ地元の方で、お店の方との会話から、互いに顔見知りだとわかります。
それ故か、一人客のオイラでも、静かにゆっくりと飲み食いさせていただけるのです。
とちの屋さん、今年もありがとうございました。
もし来年もまだ生きていれば、年末に寄らせていただこうと思っております。
お腹も心も満たされた酔っぱらい!
店を出て、木曽の街を徘徊開始。
スーパーで、木曽路の生貯を見つけてGET!
さらに歩いて、
行人橋へ。
木曽川は今年もきれいでした。
七笑酒造さんへ。
試飲機を導入なさったとのこと。
3杯いただいてみましょう。
しぼりたて生原酒(普通酒)。
米のうまみほんのり。
さらりとしていて、雑味なし。
(手がシワッシワだな。)
こっちは純米吟醸。
普通酒よりかなりさらりとしている。
何の抵抗もなくスイスイ行けてしまう。
″5割こうじ”なる純米酒。
これは酸味が効いている。
白ワインのような酸味が舌を突くね。
最後に、“七笑 純米辛口”のゴジララベルを入手して、
七笑酒造さんを後にしたのでした。
七笑酒造さんの建物の隣にあった細い路地。
古そうな井戸。

こっちは誰かが使っているのかな?
七笑酒造さんの裏側(南側)へ。
そこから坂を上がって高台へ。
階段の上には、石を祀った祠の跡が。
御嶽信仰か?
上がり切った場所の北側には、
木曽の街を一望することができました。
遠くには、雪をまとった北アルプスの山々が。
こういう眺望との邂逅こそ、一人で徘徊しているが故に叶うのです!
宿場町跡を通って、
木曽福島駅へ戻って、
駅前にあったお店で、木曽路一合瓶を見つけてGET!
木曽福島よ、さようなら。
こうして、今年の木曽でのお約束は終了したのでした。
★☆2024年12月31日(火)★☆
関西本線。
忘れられた、鉄路における名阪間の最短ルート。
木津川の流れに沿って、
加茂駅にて、大和路快速へお乗り換え。
奈良駅(奈良県奈良市)に到着。
駅に入っていたスーパーで、
奈良とは関係ないお酒を2種GET!
外へ出てまいりました。
奈良駅前からは、バスに乗車。
前面展望イェ~イ!
(ガキか!)
シカでした。(“水曜どうでしょう”より)
奈良では公共交通機関をも凌ぐ交通最優先者らしい。
鹿のせいで若干遅れつつも、
春日大社本殿バス停に到着。
ここから歩いて春日大社を目指したのですが、
シカでした。(“水曜どうでしょう”より)
鹿から逃げるように歩いて、春日大社へ参拝。
この日は大晦日とのことで、初詣の準備の都合上ここからの参拝とされていたみたい。
参拝をさっさと済ませて、
目指すはただ一つ!
“春日諸白”(かすがもろはく)をGET!
春日大社訪問の目的を果たした酔っぱらい。
猿沢池(興福寺五重塔は修復中)まで歩いて戻ってまいりました。
私が奈良で一番好きな景色も、五重塔が修復中で楽しめず。
興福寺の五重塔が見えると、こんな感じ(2019年8月撮影)。
古に建てられた五重塔と現代の生活とが近接している様子が大好きなのです。
シカでした。(“水曜どうでしょう”より)
(もうええわ。)
そろそろ、
一杯飲みたくなるお時間、
そりゃ、
わてかてなぁ、
奈良にも当てはありまんがな。
元興寺の対面にはたしか・・・、
小川又兵衛商店さん、お休み!
福くん(看板犬)、元気かな?
でもでもでも!
なら泉勇斎さん、
開いててよかった!
♪セブンイレブン、いい気分♪(古っ。)
一杯目は、
長龍 蒼穂 山乃かみ酵母
酸味がさわやか、米のうまみと酒臭さとは共におだやかでした。
なお、2012(平成24)年に大神神社に咲いていたササユリから採取された花酵母が“山乃かみ酵母”なんだってさ。
二杯目は、つげのひむろ菩提酛。
うまみと酸味とに深みを感じる。
それでもスッキリ感を伴い、ほんのり甘口。
常連と思われるお客が次々と入店なさったので、よそ者は敬意を表しつつ2杯で終了。
最後に“出世男純米酒うねび”を買って、退店したのでした。
なら泉勇斎さん、ごちそうさまでした。
空っ腹に飲んだせいで、酒が回っていい気になっている酔っぱらい。
もちいどのセンター街を北へ歩いて、
途中にあるスーパーで、豊祝貴仙寿吉兆の一合瓶を見つけてGET!
10年前にいただいたカップ酒、今でもあるのかな?
近鉄奈良駅へ到着。
大阪難波駅行急行に乗車して、
近鉄日本橋駅にて下車。
と、いうことは、もちろん!
初かすみ酒房へ!
久保本家酒造(奈良県宇陀市大宇陀)の直営店。
だからこそ、酒がうまい店なのです!
まずは“生小”。
座るとすぐに「お飲み物は?」と声がかかるので、
条件反射的に“生小”と答えることに決めておりますよあたしゃ。
おでん(じゃがいも・玉子)で空腹を満たしたのち、
初霞純米辛口を燗で。
今日のは軽い!、熟成感ゼロで、むしろフレッシュ感すらある。
米の風味は鋭く、かつ酸味をしっかりと感じました。
“特大シシャモ”。
普通のししゃもより70円ほど高いのですが、これで特大って・・・?
二杯目は、生酛のどぶ。
もちろん燗でいただきました。
これもフレッシュさ満載で、ぜんぜん枯れていない!
いつもは辛口でキリッとしているのに、甘味すら少し感じました。
塩さばに、
おでんを追加し、
最後は、大和のどぶ。
生貯なので、冷たいものを。
クリーミーで、ヨーグルトのようなすっぱさがある。
くせがまったくないので「これは本当に危ない!」(←筑波大元教授長照二さんより)
最後に、梅焼おでんで〆。
ごちそうさまでした。
「来る度に酒の味が変わる面白い店」
それが、初かすみ酒房さんなのでした。
高島屋で、鷹勇純米強力MYCUPを入手して、
大阪よ、
さようなら。
★☆2025年1月1日(水)★☆
2025年元日は、JR四日市駅(三重県四日市市)より。
大きな駅舎ですけれど、ほぼ空家という体たらく。
その四日市駅から、誰もいない駅前通りを西へ歩いて、
商店街に到着いたしましたが、
ここも静か。
きっと元日だからだろうね。
元日なので、初詣。
日本国憲法の信教の自由(=宗教的寛容)を守るべく、“畏敬の念”を捧げます。
やって来たのは、諏訪神社。
列に並ぶのが面倒だったので、
拝殿の脇から賽銭を投入し、二礼二拍手一礼。
(“畏敬の念”はどこへ行った?)
参拝をさっさと済ませて、目的地へ向かったのでした。
(“畏敬の念”はどこへ行った?)
え?

「オマエ千葉県民のくせに、なんで四日市で初詣なの?」
ってか?
四日市へ来れば、
元日の昼間でも、
“安田屋”さんで飲めるから。
まずは“やまいし 純米大吟醸”。
うまみに透明感バッチリでものすごくきれい!
そして甘口なのにスッキリ。
二杯目は、燗酒を所望。
秋鹿純米吟醸無濾過原酒の、自家製熟成酒。
安田屋さんがお店で10年以上寝かせたんだってさ。
深い!、濃厚!、香ばしい!
酸味が最初に来て、鋭いものの深みがばっちり!
香ばしい熟成感に米のうまみ、酸味の深みの複合で、味に厚みと深みとをものすごく感じます。
それでいて傷んだりムレたりはまったくなし。すごいね!
秋鹿は、あたしゃ千秋バンビカップを10年以上冷蔵庫の中で寝かせてみたことがございました。
しかしこの無濾過原酒には、それをはるかに凌駕する濃さと深さとを感じました。
この秋鹿には、並大抵のつまみでは太刀打ちできないことでしょう。
そこで私が選んだのは、塩うに(福井県産)。
凝縮されたうにのうま味と塩気とが舌の上でパッと広がる。
これこそ熟成秋鹿と互角に渡り合えるつまみだ!
最後は、どすこい誉(森喜酒造場)。
これも安田屋さんオリジナルの熟成酒なんだってさ。
10年ほど寝かせてあるはずなのに、これは枯れ具合ゼロ。
酸味しっかりで、甘味がほんのりと続く。
クセないけれど、かすかに香ばしさあり。
あー、
元日の昼間から飲んだ飲んだ!
安田屋さん、今年も堪能させていただけました。
四日市駅から電車を乗り継いで、
岐阜駅(岐阜県岐阜市)へ。
岐阜駅前には、金粉をまとった(趣味の悪い)織田信長公が鎮座ましますが、
オイラにとっては、
名鉄モ510形様のほうが、子供の頃から馴染みありでございます。
大正生れのモ510形様は、かつて名鉄揖斐谷汲線の急行電車として活躍した名車。
オイラが子供の頃は、相棒のモ520形と編成を組んで、新岐阜駅前から本揖斐駅・谷汲駅へ向けて走っていたっけ。
釣り合い梁バリバリの台車。
釣り掛け駆動特有のモーター音を唸らせて、ガタガタ揺れながら走っていたっけ。
乗降時には降りて来たステップ。
岐阜市内線の電停は、安全地帯がなかったところがほとんど。
新岐阜駅前電停も岐阜パルコ前の路上にあって、このステップを使って乗ったなぁ。
モ510形様、どうか末永くそのお姿を保ち続けていただきたい。
そのためにも、柴橋正直岐阜市長におかれましては、車体を覆う屋根を設置していただきたいところございます。
岐阜駅からは、
北へ向かう細い道を進んで行った酔っぱらい。
向かったのは、
“BROWN DOT”さん。
BROWN DOTさんは、たこ焼きのお店。
それもしょうゆ味のたこ焼きを出してくださるのです。
このしょうゆ味のたこ焼きこそ、オイラが子供の頃から食べていたたこ焼きの味!
しょうゆ味が付いた生地を焼くことで、香ばしくなってたまらんのです。
表面がカリッと仕上がっていて、中がトロリで、かつしょうゆの香ばしさ満載!
たこ焼きは、ソース
あー、おいしかった!
2年前に岐阜で偶然に見つけて、本当によかった!
その後、岐阜駅へ戻って、
エキナカのスーパーで岐阜の酒2種をGET!できたとさ。
私の2025年は、こうして始まったのでした。
★☆2025年1月2日(木)★☆
東海道本線に乗って、鴨川を渡ると、
程なくして、京都駅(京都市下京区)。
駅前から、バスに乗って、
前面展望イェ~イ!
(懲りんな。)
やって来たのは、八坂神社。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
お目当てを求めたのですが・・・、
御神酒、扱っていないんだってさ!
ネットでは、八坂神社の御神酒を散見いたします。
でもその販売はなし。祈祷を受けた人に下されるのかな?
でもそんなこと、行ってみなけりゃわかりません罠。
しかたがないので、祇園の街を散策。
でも正月だからか、どのお店も開いていやしない。
酒屋も閉店。
まあでも、そもそも、
こんな時刻から酒を求めるほうがまちがっているのかも。
それでも諦め切れない酔っぱらい。
酒の匂いを嗅ぎ分けながら、鴨川を渡って、
やって来たのは、錦市場。
しかし、やっぱりお店はどこも閉店ガラガラ状態。
酒屋さんもお休みでした。
でもでもでも!
やーいやーい、ざまあみろってんだ!
猫と友達になると、
酒の匂いをかぎ分ける能力も猫クラスに進化するのでした。

(友情出演)
その後、
鴨川に戻って、
ビールで乾杯!
(いくら正月でも朝からってバカじゃねぇの!)
鴨川沿いを南下して、
五条大橋を渡って、
京阪電車の清水五条駅(京都市東山区)へ到着。
京阪電車の各駅停車(三井住友銀行色)に乗って、
伏見桃山駅(京都市伏見区)にて下車。
商店街を歩いて行ったのですが・・・、
お目当てのお漬物屋さんはお休み。
ここで扱っていらっしゃるすぐき、ものすごくおいしいんだけれどなぁ。
油長さんもお休み。
伏見の酒を昼間から飲もうと思ってやって来たものの、完全に当てが外れてしまいました。
でもでもでも!
黄桜が開いていたぜ!
振舞酒!(セルフサービス)
やったぜ、ベイビー!
(古っ!)
あれ?
なんとなくではございますけれど、
玉を利かせてあるような、ないような・・・。
その黄桜さんで、これだけGET!
伏見まで来た甲斐がありました!
黄桜さんを後にして、
京阪電車の中書島駅(京都市伏見区)へやって来た酔っぱらい。
京阪特急に乗って、
前面展望イェ~イ!
(もうええわ。)
京橋駅で、大阪環状線に乗りかえて、
鶴橋駅で、近鉄難波線に乗りかえて、
近鉄日本橋駅にて下車。
向かうのは、もちろん!
初かすみ酒房!
2日ぶりのご無沙汰でした。
新年最初の営業とのことか、振舞い酒(純米吟醸)。
あたしゃもう10年以上も新年最初の営業日に来ていますけれど、初めてでしたよ!
この日も座るとすぐに「生小」。
そしておでん(じゃがいも・玉子)で空腹を満たす酔っぱらい。
生小をさっさと空けて、
今日は普段飲まない“生酛純米”を試してみることに、
盃の撮影は失念!
たしかに辛口、一方で純米辛口ほど濃くはない。
枯れ具合少し、生酛由来と思われる酸味の深み少し。
香ばしさあるものの、すっと引く。
二杯目は、いつもの生酛のどぶ。
2日前と同じく、枯れていなくて甘みを感じました。
おでんを追加し、
塩さばを頼んで、
最後は大和のどぶ(冷酒)。
これも2日前と同じ味。
「これは本当に危ない!」(←筑波大元教授長照二さんより)
最後はやっぱり、梅焼おでんで〆。
あー、今日もおいしかった。
ごちそうさまでした。
大阪よ、
さようなら。
★☆2025年1月3日(木)★☆
米原駅(滋賀県米原市)から、北陸本線に乗って、
びわこ大仏が見えると、
そこはもう、
長浜駅(滋賀県長浜市)。
ですが、
長浜での滞在は、
例年とまったく同じで変化なし!
中島屋食堂さんには、当然の如くフラれて、
となりにある麺屋たい風さんでちょい飲みセットと焼き飯とをいただいて。
(これがけっこうおいしいんです!)
大通寺へ参拝して、
いつもの日吉神社にも参拝し、
お気に入りスポット(日吉神社の裏)
お稲荷さんは、隣が更地になったせいか、明るくなっておりました。
そんなこんなで、
年末年始の徘徊は、
長浜で終了したのでした。
この記事へのコメント
HOTCOOL
また、結構なお酒を集めたみたいで、レポが楽しみです。
それにしても、あの”え?おじさん”がNiceだよなー
さる1号
猫と友達になるとステキな能力をGETできるんだ
近所の猫を手懐けようかな^^
hana2025
今朝は、木曽福島駅まで拝読しました。
こちらのブログでも一記事で、こうしてまとめ上げる事が可能なのですね!!
続きはまた後日、読みに参りますね♪
tochi
新年早々から豪快ですね
ヨッシーパパ
私も、10日に退院して16日間の禁酒を終えました。
早速、帰路から東北地方のクラフトビールから楽しみました。^_^
ma2ma2
てんてん
ロコときどきキナコ
誠にウラヤマシイ限りです(p_-)
え?オジサン~いいよね☆彡オモシロイわい(^-^;
skekhtehuacso
skekhtehuacso
最初は怖がっていても、時間をかければエサをあげずとも仲良くなれました。
skekhtehuacso
skekhtehuacso
skekhtehuacso
その帰りに飲んだビールの味は最高だったと推察申し上げます。
skekhtehuacso
てんてんさん、
どうも!
skekhtehuacso
井戸おやじ、92歳の大往生だったそうです。
川鮎くん
skekhtehuacso
newton
skekhtehuacso
生きていられる限り、飲酒と徘徊とはやめられまへんな!