製造者 株式会社宮﨑本店
三重県四日市市楠町南五味塚九七二
清酒 純米酒
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合 麹米60%、掛米65%
アルコール分 13度
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)
三重県四日市市に蔵を置く宮﨑本店さん。
清酒よりも、むしろキンミヤ焼酎(亀甲宮焼酎)でお馴染みだと思います。
一方で、清酒の手印は“宮の雪(みやのゆき)”。
その宮の雪、
これまでに以下の物をいただいております。
【お酒】154.宮の雪 特選 マイペット カップ
【お酒】440.宮の雪 本醸造 極上 270ml
【お酒】815.宮の雪 お燗瓶
【お酒】1449.宮の雪 本醸造 極上 しぼりたて生酒 300ml
およそ6年ぶりの宮の雪は、
“淡麗純米”なる生貯蔵酒でした。
品質表示はこちら。
度数が13度と低めの設定ですね。
こういう、度数を低く設定して飲みやすくしたと思われる冷用酒って、数年前まではアル添酒が主流だったように思いますよ。
だって、アル添酒のほうが軽さやキレのよさを出しやすいでしょうから。
これとか、これとか、これとか、これとか、これとか、これとか、これとか、これとか、これとか、これとか。
でも、ここにも、純米化の波は確実に押し寄せつつあるのですね。
そりゃ、世間様が純米化をお求めになるのですから、蔵元さんとしてはそれに応えるのは当然でしょう。
もっとも、その世間様を構成する人間一人ひとりが、誰かの受け売りではなくて、アル添酒と純米酒とのちがいを熟知し熟考なさったうえで純米化を希求するという結論に至ったのかどうかは、非常に疑わしいところですけれど。
果たしてこういう純米酒は、どのような方法で飲みやすさを表現しているのでしょうか。
それを確かめるべく、いただきましょう。
生貯蔵酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、ごくかすかでした。
香りはなし。
含むとフレッシュな風味を少しかつ穏やかに感じます。
うまみはやや淡めですが、しっかりしています。
米のうまみに、淡めなりに厚みを感じますよ。
予想してはおりましたが、苦みがあって、強くはないものの鋭さを感じます。
酒臭さなし、熟成感もなし。
キレはそれほとでもなく、特に苦みが残ります。
酸味はややひかえめ。
すっぱさは弱いものの、鋭さを感じます。
スーはなく、ピリもなし。
甘みはひかえめ。
というか、ゼロですね。
ちょい爽快のやや淡麗でちょい苦旨辛口のおいしいお酒でした。
淡めではあったものの、米のうまみしっかりで飲み応えがありました。
爽やかさがあってやや淡めでしたが、キレはそれほどでもないみたい。
苦みがあって、これは宮の雪シリーズに共通する味わいだと思いますが、キレがそれほどでもないせいか、ちょっとしつこさを感じてしまいました。
一方で意外にも辛口で、キリッと引き締まっていたのはうれしいところでした。
キレがそれほどでもなかった点は、きっとアル添酒であれば克服できたのではないかと推察いたしますよ。
その宮の雪淡麗純米生貯蔵酒と合わせた今日のエサはこちら。
ピーマンが安かったので、
ごま酢和えにしてみました。
茹で時間を30秒としたことが功を奏し、苦みは消えたものの青みとシャキシャキ感とがしっかりで、おいしくいただけました。
もやしと豚肉。
卵1個を使って、
マーミナーチャンプルー。
シャキシャキで、かつ塩加減絶妙!
今までで一番の上出来でした。
ごちそうさまでした。
この記事へのコメント
HOTCOOL
鈴鹿山系の水はいいから美味しいでしょうね。
skekhtehuacso
味は、なぜかこの宮の雪シリーズは共通して苦みがあるのですよ。