〔泡盛〕55.豊年 30度 100ml

製造者:株式会社渡久山酒造 沖縄県宮古島市伊良部佐和田1500 琉球泡盛 原材料名:米麹(タイ産米) アルコール分:30度 内容量:100ml (以上、ラベルより転記) 宮古空港で入手した、“宮古あわもり味くらべ”。 残念ながら、最後の1本となってしまいました。 その最後の1本は、“豊年(ほうねん)”。 「酒造りの傍ら、農業指導者をも務めた先代が、島の豊作物(ママ)の願いを込めて命名した酒である。」(※1)とのこと。 造っているのは、 伊良部島に蔵を置く渡久山酒造さん。 話のネタが切れたところで、いただきましょう。 まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。 香りは、盃に鼻を近づけると、米の香りをごくかすかに感じる程度。 最初に甘みが来ます。はっきりしているもののけっこうサラリとしています。 ちょいスーかつちょいピリ。 黒麹の香ばしさと共に、泡盛らしいクセをかすかに感じます。 米の風味は最後にわかるほど。 重さはなく、さっぱりしています。 残りは水割りでいただきました。 (泡盛:水=6:4) 泡盛のクセが少し強くなりました。 軽い苦みもちょっとだけ出るみたいです。 それらが黒麹の香ばしさと相俟って、泡盛らしい風味を構成しているようです。 それでも重さはなくてさっぱりしており、しつこさは感じません。 甘みは維持されています。 でも米の風味はや…

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〔泡盛〕54.沖之光 30度 100ml

製造者 沖之光酒造合資会社 沖縄県宮古島市平良字下里1174 琉球泡盛 原材料名:米こうじ(タイ産米) 内容量:100ml アルコール分:30度 (以上、ラベルより転記) 宮古島に蔵を置く沖之光酒造さんの泡盛をいただきます。 手印は、“沖之光(おきのひかり)” (泡盛でも商標のことを手印って言うのかな?)。 「文字通り「沖縄の光」となるべく「沖之光」と名付けた。」(※1)とのことでした。 一般的な品質表示ですけれど、 沖之光酒造さんでは、 「「泡盛のフーゼル油をどれだけ濾過し、臭みを取るかが常に課題」(中略)「丁寧に丁寧に、きれいな酒づくりを心がけている」」(※2) とか、 「一般酒(新酒)でも1年以上寝かせ、まろやかな味に仕上げてからしか、瓶詰めを行わないという。」(※3) とのように、造りにはこだわりがあるそうです。 話のネタが尽きたところで、いただいてみましょう。 まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。 上立ち香なし。 含むと米の風味を穏やかに感じ、厚みはないもののよくわかります。 黒麹の香ばしさはさらに穏やかで弱めですが、軽い苦みをちょっと伴うみたいです。 甘みは弱めで、かすかに感じる程度。 重さやクセ、焦げ臭などはまったくなし。 スッと引いて、けっこうさっぱりしています。 でもそこは30度、 スースーのピリピリです。 これは水割りがよろ…

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“いいとも 20度 200ml”をまた飲んでみましたよ~だ!

●製造者:雲海酒造株式会社 宮崎県宮崎市昭栄町45番地 ●製造場:宮崎県東諸県郡綾町大字南俣字豆新開1800番地5 ●品目:本格焼酎 ●原材料名:大麦(オーストラリア産)、大麦こうじ ●アルコール分:20度 ●内容量:200ml (以上、ラベルより転記) ≪初回記事はこちら≫ 《焼酎》129.いいとも 20度 200ml 前回いただいたのは、2019年4月1日。 こちらひさびさのいいとも20度は、 宮崎県の雲海酒造さんが造った麦焼酎。 ですが入手したのは、香川県でした。 四国では、他地域よりもよく見かけますね。 これまでにいただいた“いいとも”シリーズの中には、四国で入手した物がいくつかございましたから。 品質表示はこちら。 麹にも麦を使用する、大分麦焼酎方式。 豪州産使用は、大手蔵ではアタリマエ。 宮崎県産の焼酎に20度モノが多い理由は、かつてこちらで触れております。 能書きがありましたので、紹介しておきます。 それではいただきましょう。 まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。 盃に鼻を近づけると、麦の香りをふんわりと感じます。 含むと、麦の風味が口の中でふわっと広がります。 強くはないものの、けっこうはっきりしています。 甘みはほんのりと感じる程度。 重さやクセ、焦げ臭はなし。 スーはかすかで、ピリはかなり弱め。 これは濃いめの水…

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〔泡盛〕53.ニコニコ太郎 25度 180ml

製造者 池間酒造有限会社 沖縄県宮古島市平良字西原57 琉球泡盛 容量:180ml アルコール分:25度 原材料名:米こうじ(タイ産米) (以上、ラベルより転記) 今日も、宮古島産の泡盛をいただきます。 銘は、 “ニコニコ太郎”。 なんでも、 「人とのコミュニケーションの場に、酒の席が明るくに(ママ)なるようと名付けられた」(※1) とか、 「「宮古島での犯罪を減らすように、互いにコミュニケーションドリンクとして覚えやすい名前にしたんだ」とニコニコ話す池間太郎社長でした。」(※2) とあるとおり、 ニコニコは人が仲良く飲むことを願い、 太郎は社長のお名前から、 それぞれ名付けられているみたいでした。 “宮古島のナポレオン”なんだってさ。 そういえば、これまでにも、“島のナポレオン”やら、“下町のナポレオン”やらございました。 あたしゃナポレオンは飲んだことはないのですが、他社がその名を真似るほどまでに、そんなにうまい酒なのかねぇ? そんな宮古島のナポレオンたるニコニコ太郎。 アルコール度数は25度でした。 それではいただきましょう。 まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。 上立ち香は、盃に鼻を近づけるとごくかすかにアルコール香と米の香りとを感じるのみ。 含むと、米の風味と共に華やかな香りも少し広がります。 米の風味には厚みはなく、軽め。 黒麹の香ばしさ…

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【お酒】2316.神渡 大吟醸 300ml

製造者 株式会社豊島屋 長野県岡谷市本町3丁目9-1 品目:日本酒 原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール 精米歩合49% アルコール分14% 内容量:300ml (以上、ラベルより転記) 諏訪湖の御神渡りからその名をいただく豊島屋さんの“神渡(みわたり)” そのお酒は、かつて以下の物をいただいております。 【お酒】449.神渡(みわたり) レッツカップ 【お酒】807.御柱(おんばしら) カップ 【お酒】2250.神渡 夏誂純米 純米生貯蔵酒 300ml 今日いただくこのお酒は、 満を持しての大吟醸。 品質表示はこちら。 アル添大吟醸なのに度数14%とやや低め。 これが味わいにどう影響するや否や? 能書きがありましたので、紹介しておきます。 話のネタが切れたところで、いただきましょう。 大吟醸ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、無色透明でした。 盃に鼻を近づけると、花っぽい香りをかすかに感じます。 含んでも穏やかで、口の中でふんわりと感じる程度です。 うまみはやや淡めでしょう。 米のうまみが淡めなりに厚みを伴って舌の上に乗っかります。 苦みがあって、弱めながらも鋭さを感じ、かつ重さも少しあるみたいです。 酒臭さはなく、熟成感もなし。 キレはよく、スッと引きます。 酸味はひかえめ。 すっぱさはゼロでしょう。 ちょ…

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〔泡盛〕52.寒露の渡り 35度 100ml

製造者 株式会社宮の華 沖縄県宮古島市伊良部字仲地158-1 琉球泡盛 古酒 原材料名 米こうじ(国産米) アルコール分 35度 内容量 100ml (以上、ラベルより転記) 宮の華さんの泡盛は、昨日までに以下の物をいただいております。 〔泡盛〕3.宮の華 30度 100ml(2回目はこちら) 〔泡盛〕50.宮の華 宮古島まもる君 30度 100ml 〔泡盛〕51.豊見親 30度 100ml 今日いただくこの泡盛は、“寒露の渡り”だってさ。 “サシバがつないだ国産米の琉球泡盛”とありますね。 サシバってのは、義歯(差し歯)。 なわけあるかい! (はいはい。) サシバは、猛禽類に属する鳥のこと。 なんでもそのサシバ、越冬地である東南アジアへ向かうために、秋になると宮古島を中継地として飛来して来るんだってさ。 そのサシバの群れが飛来する様子を「寒露の渡り」と言うらしい。 そのサシバの繁殖地の一つに、栃木県芳賀郡市貝町があるのだとか。 それ故に、サシバの繁殖地と飛来地(中継地)という縁で、市貝町産の米を使って造ったのが、この「寒露の渡り」なのだそうですよ。 ですから、この「寒露の渡り」は、 国産米100%使用。 泡盛は通常、タイ米(インディカ米)を用いて製造されます。 しかし「一般的に泡盛に使用する米の主流がタイ米というだけで、タイ米ではなくても大丈夫です。国産米や、島米(しまご…

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〔泡盛〕51.豊見親 30度 100ml

製造者 株式会社宮の華 沖縄県宮古島市伊良部字仲地158-1 琉球泡盛 古酒 原材料名 米こうじ(タイ産米) アルコール分 30度 内容量 100ml (以上、ラベルより転記) 宮古島の隣にある、 伊良部島に蔵を置く宮の華さん。 その泡盛は、これまでに以下の物をいただいております。 〔泡盛〕3.宮の華 30度 100ml(2回目はこちら) 〔泡盛〕50.宮の華 宮古島まもる君 30度 100ml 今日いただくのは、 “豊見親(とぅゆみゃ)” 豊見親は、宮古島でかつて使われていた、有力者(支配階層)に対する尊称。 「豊見は響動(とよ)むの当て字で鳴り響く、よく知られたの意であり、親は文字通り尊称である。」(※1)とのこと。 最も有名な豊見親は、おそらく“仲宗根豊見親”でしょう。 仲宗根豊見親に関しては、昨年末に宮古島を徘徊した際の報告記事にて紹介しておりますので、そちらをご参照下さい。 この豊見親は、“古酒(クース)”なんだってさ。 古酒を名乗るには、3年以上貯蔵させた泡盛100%でなければなりません(詳しくは、上記“古酒(クース)”のリンク先をご参照下さい)。 泡盛は、貯蔵年数を重ねれば重ねるほど上等なものと言われております。 それ故、古酒を名乗るにもかかわらず貯蔵年数の表示がないということは、最低条件である3年間貯蔵させた泡盛であろうと推察いたします。 それではいただきましょう。 …

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【お酒】2315.黄桜 本醸造 本造り お燗瓶

■製造者:黄桜株式会社+M 京都市伏見区塩屋町223 ■内容量180ml ■アルコール分:16度 ■保存方法:日光を避け、涼しい場所に保存して下さい。 (以上、瓶の印刷事項より転記) ■原材料名:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール ■精米歩合:65% (以上、栓より転記) 京都伏見に蔵を置く、黄桜さん。 先週は、黄桜さんの直営店“カッパカントリーで”入手した物をいただきました。 黄桜さんのお酒は、先週までに以下の物をいただいております。 【お酒】178.黄桜 本醸造 本造りかっぱカップ 【お酒】361.黄桜 京のとくり 純米吟醸 180ml 【お酒】363.黄桜 京のとくり 純米大吟醸 180ml 【お酒】704.黄桜 通の純米冷酒 180ml 【お酒】1375.黄桜 金印 300ml 【お酒】1445.薩摩の料理に合う純米酒 300ml 【お酒】1824.黄桜 通の本醸造 吟醸・古酒ブレンド 180ml 【お酒】1825.黄桜 通の純米大吟醸 山田錦100% 180ml 【お酒】1826.黄桜 京のとくり 純米にごり酒 180ml【追記あり】 【お酒】2090.黄桜 特撰 吟醸 伏見の竜馬 180ml 【お酒】2171.黄桜 京のとくり 純米大吟醸 180ml 【お酒】2223.黄桜 純米吟醸 アルミ缶 【お酒】2310.黄桜 純米吟醸 京雅 180ml 【お酒】2311.黄桜 大吟醸 アルミ缶…

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【お酒】2314.木曽路 大吟醸 300ml

製造者 株式会社湯川酒造店 長野県木曽郡木祖村藪原一〇〇三-一 品目 日本酒 内容量300ml 原材料名 米、米こうじ、醸造アルコール 原料米 国産米100%使用 アルコール分16度 精米歩合49% 取扱方法 直射日光を避け、冷暗所に保存 (以上、ラベルより転記) 湯川酒造店さんのお酒は、昨日までに以下の物をいただいております。 【お酒】120.木曽路カップ 【お酒】180.木曽路三割麹 純米酒 300ml 【お酒】2222.木曽路 特別純米酒 180ml 【お酒】2308.木曽路 180ml 【お酒】2313.木曽路 生貯蔵酒 本醸造 300ml 今日いただくこの“木曽路”は、大吟醸。 精米歩合49%って細かいね。 16度台のアル添大吟醸でした。 それではいただきます。 大吟醸ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、無色透明でした。 上立ち香は、盃に鼻を近づけると花っぽい香りをほんのりと感じる程度。 ですが一口含むと、口の中でそれがパッと広がって鼻へと抜けて行きます。 フレッシュな風味もしっかりです。 うまみは淡めですが、淡めなりにしっかり。 米のうまみには厚みはないものの、舌の上を突くようです。 酒臭さはなく、熟成感もなし。 苦みがあって、少し強めで鋭さを感じます。 キレはよく、香りも含めてスッとキレます。 酸味はややはっきり。 すっぱさは強…

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【お酒】2313.木曽路 生貯蔵酒 本醸造 300ml

製造者 株式会社湯川酒造店 長野県木曽郡木祖村藪原一〇〇三-一 品目 日本酒 本醸造 アルコール分15度 精米歩合70% 原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール 内容量300ml (以上、ラベルより転記) 湯川酒造店さんのお酒は、これまでに以下の物をいただいております。 【お酒】120.木曽路カップ 【お酒】180.木曽路三割麹 純米酒 300ml 【お酒】2222.木曽路 特別純米酒 180ml 【お酒】2308.木曽路 180ml 今日いただくこの“木曽路”は、生貯蔵酒。 本醸造なんだってさ。 話のネタがないので、いただきます。 生貯なので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色はごくかすか。 上立ち香はなし。 含むとフレッシュな風味を感じます。 うまみはやや淡めですが、淡めなりにしっかりしています。 米のうまみに淡めなりに厚みを感じます。 苦みがあって、強めで鋭いね。 酒臭さなし、熟成感もなし。 キレはまあまあ、苦みが残ります。 さんみはややひかえめ。 すっぱさは弱めですが、弱めなりに存在を感じます。 スーなし、ピリもなし。 甘味はひかえめ。 かなり弱めですが、これも存在はわかります。 爽快やや淡麗で苦旨辛口のおいしいお酒でした。 フレッシュな風味がありましたが、しつこさはなくむしろ絶妙でした。 うまみは米のうま…

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