出かけてまいります。

今週末は、記事の更新はございません。 次回の更新は、 2025年5月29日(水) を予定しております。 3月末に、青春18きっぷの制度改悪と、JR東日本「週末パス」の6月廃止とについて、記事を書きました。 そして、 週末パスとの惜別の念を込めて、山形県へ出かけてまいりました。 でもね、 オイラには、 山形県以外にも、 週末パスを使って出かけておきたい場所があるのです。 オイラがこの趣味を始めたきっかけになった書物の一つに、 石原信一『会津地酒紀行』(2004.7 歴史春秋出版)がございます。 石原信一さんは、 会津若松ご出身の作詞家。 ♪「越冬つばめ」(森昌子) ♪「Lui-Lui」(太川陽介) ♪「かけめぐる青春」(ビューティ・ペア) などを手掛けた、すごい御仁。 日本作詩家協会第9代会長でもあらせられます。 その著書に、オイラは、 日本のお酒の一つひとつにはみな歴史があり、蔵人さんたちの創意工夫や奮闘努力の結晶である。 ということを教えていただいたのでした。 それ故、旧ブログでは、草創期から今日まで、会津で入手したお酒を少なからず紹介させていただいた次第でした。 そういえば、 かつて巷では、 カップ酒が流行った時期がございました。 いいざわ・たつや『カップ酒スタイル』(2006.6 ちくま文庫)は、…

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【お酒】2344.鯉川 純米カップ(?)

製造者 鯉川酒造株式会社 山形県東田川郡庄内町余目字興野42 アルコール分15.0度以上16.0度未満 原材料名 米(国産)・米麹(国産米) 精米歩合60% 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 山形県は庄内地方、余目(あまるめ)に蔵を置く鯉川酒造さん。 そのお酒は、昨日までに以下のものをいただいております。 【お酒】379.鯉川 純米吟醸 DEWA33 180ml 【お酒】385.鯉川 カップコイカワ 【お酒】401.鯉川 純米カップ (2回目はこちら) 今日いただくこのお酒は、あれ? これも純米じゃん! しかも品質表示は昨日いただいた純米カップとまったく同じ。 新しいラベルなのかとも思いましたが、さにあらず。 だって今日いただくこの純米カップの製造時期は令和7年2月であるのに対して、 昨日いただいた純米カップは令和7年4月製造分と、 10年以上前から変わっていないラベルのほうが、中身は新しかったのですから。 なお、上記2枚の写真には“詰口月日”と書いてありますが、 月日だけを書いても何の意味もありませんから、製造年月と解釈させていただきました。 中身は異なるお酒なのか? それとも、ただラベルが2種類あるだけなのか? それを確かめるべく、いただいてみたいと思います。 純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、こっちのほうがちょっとだけ濃いかな? …

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“鯉川 純米カップ”をまた飲んでみましたよ~だ!

鯉川酒造株式会社 山形県東田川郡庄内町余目字興野42 アルコール分15.0度以上16.0度未満 原材料名 米(国産)・米麹(国産米) 精米歩合60% 180ml詰 (以上、ラベルより転記) 《初回記事はこちら》 【お酒】401.鯉川 純米カップ 今日は、2014年11月以来の“鯉川 純米カップ”をいただきます。 造っているのは、山形県は庄内地方、余目(あまるめ)に蔵を置く鯉川酒造さん。 鯉川酒造さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。 【お酒】379.鯉川 純米吟醸 DEWA33 180ml 【お酒】385.鯉川 カップコイカワ 【お酒】401.鯉川 純米カップ 品質表示は、前回と同一。 話のネタがないことですので、いただきましょう。 純米酒ですから、今日もぬる燗でいただきましょう。 お酒の色はややはっきり、そして少し透き通っているかな。 上立ち香は、アルコール香少しとともに、枯れた香りも少し感じます。 うまみはやや濃いめ。 まず熟成感が来ます。渋みが少し鋭くて、かつ重さを少し感じます。 米のうまみは弱め。でも熟成感と相俟ってか、香ばしさを少し感じます。 キレはよく、透明感も少し感じます。 酸味はひかえめ。 ゼロでしょう。 甘みはややひかえめ。 弱めですけれど、カップに唇を付けた際にべとつきを少し感じます。 やや濃醇で枯ちょい渋ちょい重スッキリ旨や…

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〔泡盛〕74.松藤 限定三年古酒 43度 180ml

製造者/株式会社松藤 沖縄県金武町字伊芸751 琉球泡盛 限定三年古酒 原材料名/米こうじ(タイ産米) アルコール分/43度 内容量/180ml (以上、ラベルより転記) “崎山酒造廠”こと松藤さんの泡盛は、かつて以下のものをいただいております。 〔泡盛〕14.松藤 25度 100ml 〔泡盛〕70.松藤 25度 100ml 【2回目ですけれど、何か?】 〔泡盛〕73.松藤 三年古酒 30度 180ml 今日いただくこの松藤は、 “限定三年古酒”だってさ、 43度だから限定なのかと思いきや、蔵元さんのWebsiteでは、 「品質を保つため、月産本数を限定いたしております。」だってさ。 連続4回受賞だとよ。(興味なしだな。) それではいただきましょう。 まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。 上立ち香は、アルコール香かすか、米の香りかすか。 含むとかなりのスースーピリピリ! でも米の風味に厚みをしっかりと感じます。 黒麹の香ばしさはそれほどはっきりしていません。 甘みはほんのり。 苦みや重さ、クセはまったくなし。 キレよくスッキリ。 次に、水多めの水割り。 泡盛:水=4:6で。 上立ち香はなし。 含むと、スーピリは消えました。 華やかな香りが出て、口の中で穏やかに広がって鼻へ抜けていきます。 アルコール香も少しわかります…

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【お酒】2344.小桜 吟醸 300ml

製造者 長沼合名会社 山形県長井市十日町一-一-三九 要冷蔵 清酒 アルコール分 15度 原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール 精米歩合55% 内容量:300ml (以上、ラベルより転記) 長沼合名会社さんのお酒は、10年以上も前に 【お酒】634.小桜 カップをいただいて以来のご無沙汰でした。 今日いただくのは、小桜の吟醸酒。 長沼合名会社さんは、全国展開するお酒には“惣邑(そうむら)”の手印を用いていらっしゃるようですね。 一方でこの“小桜”は普通酒などに用いられていることから、地元向けの手印なのかもしれません。 要冷蔵の文字がありましたが、生酒かどうかはわからず。 公式ルールでは「製成後一切加熱処理をしないで製造場から移出する清酒」には、“要冷蔵”などの「保存又は飲用上の注意事項を表示する。」と定めているだけです(清酒の製法品質表示基準3(2))。 それ故、これ以外の清酒に要冷蔵と表示することを禁止しているわけではございません。 よって、たとえ生酒でなくても、蔵元さんの判断で要冷蔵と表示することは可能でしょう。 話のネタが尽きたところで、いただきましょう。 吟醸酒ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、ほぼ無色透明でした。 上立ち香はなし。 含むと、フレッシュな風味を少し感じます。 うまみはやや淡めですが、それでもはっきりしてい…

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【お酒】2343.日之出加茂川 180ml

製造者 株式会社加茂川 山形県西置賜郡白鷹町鮎貝三二五八番地 清酒 原材料名 米、米麹、醸造アルコール、糖類/酸味料 原材料米 すべて国産米使用 アルコール分15% 内容量180ml (以上、ラベルより転記) 数年前に資本の変動があったためか、商号を加茂川酒造株式会社から「株式会社加茂川」へと変更なさった加茂川さん。 そのお酒は、加茂川酒造の頃から含めて、以下のものをいただいております。 【お酒】1418.加茂川 純米吟醸酒 白鷹産直市場どりいむ農園直売所 300ml 【お酒】1419.加茂川 素ろ過純米 300ml 【お酒】1440.日之出加茂川 180ml 【お酒】2328.加茂川 純米酒 180ml 今日いただくこのお酒は、“加茂川”ではなくて、 “日之出加茂川(ヒノデカモガワ)”なのでした。 ということは、 【お酒】1440.日之出加茂川 180mlと同じ中身? いいえ! 商号はともかく、品質表示にもちがいがございました。 相変わらずの糖類酸味料添加の三増酒ですけれど、 前回は、「酸味料・糖類」の順番で表記されておりました。 品質表示は、「使用した原材料を使用量の多い順に記載する。」(清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)3(1))のがルールですから、前回の【お酒】1440.日之出加茂川 180mlは酸味料の使用量のほうが糖類のそれよりも多かったのでしょう。 …

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【お酒】2342.米鶴 超辛純米 180ml

製造者 米鶴酒造株式会社 山形県高畠町二井宿一〇七六 日本酒 精米歩合 65% アルコール分15度 原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米) 内容量 180ml (以上、ラベルより転記) 米鶴酒造さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。 【お酒】299.米鶴 醇成 ファミリーカップ 【お酒】311.米鶴 吟醸生彩 300ml 【お酒】447.米鶴 かっぱ 特別純米酒 180ml(二回目はこちら) 【お酒】1858.米鶴 180ml 【お酒】2104.吟醸酒 美酒かみのやま 300ml 【お酒】2221.米鶴 醇成 300ml 【お酒】2309.米鶴 純米まほろば 300ml 今日いただくこの米鶴は、 “超辛純米”だってさ。 品質表示はこちら。 小さな字で、老眼のオイラには読みにくいこと読みにくいこと! ブランドのロゴと説明とがございました。 どうでもいいですけれど。 それではいただきましょう。 純米酒ですから、今日もぬる燗でいただきます。 お酒の色は、よくわかりました。 香りはなし。 うまみはやや濃いめ、否、濃いめだわ! 米のうまみに厚みしっかりで、酒臭さ(誉め言葉)も少しはっきり。 熟成感はなし。 軽い苦みが少しあって、弱めだが鋭さを感じます。 キレはよく、スッと引きます。 酸味はややはっきり。 すっぱさは鋭さを少しかんじるものの弱め…

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【お酒】2341.銀盤 生大吟醸 アルミ缶

銀盤酒造株式会社 富山県黒部市荻生四八五三-三 清酒 原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール 精米歩合50%/ アルコール分/15度 内容量/180ml (以上、缶の印刷事項より転記) こちら久々の、銀盤酒造さんのお酒。 どうやら今では、とある酒コンツェルンの傘下に入っているようですね。 銀盤酒造さんのお酒をいただくのは、2019年8月以来。 それ以前に、以下のものをいただいております。 【お酒】434.銀盤 スマートボトル 本醸造 220ml 【お酒】465.銀盤 特撰 生吟醸 300ml【追記あり】 【お酒】1007.銀盤 特撰 本醸造 カップ 【お酒】1627.銀盤 サケカップ 蘭 【お酒】1628.ギンバンマイルド 名水仕込み 180ml 紙パック 【お酒】1639.剱岳 特別本醸造 カップ 今日いただくのは、“生大吟醸 アルミ缶”。 品質表示はこちら。 生酒ですけれど、“常温貯蔵”だってさ。 (常温保存の誤り?、生酒を常温で貯蔵するはずないもんね。) 要するに、窒素ガスやら炭酸ガスを使って酸素を除去しているのでしょうね。 それではいただきましょう。 生酒ですし、大吟醸ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。 お酒の色は、無色透明でした。 上立ち香はなし。 含むとフレッシュな風味が口の中でパッと広がります。 うまみはやや淡め…

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〔泡盛〕73.松藤 三年古酒 30度 180ml

製造者/株式会社松藤 沖縄県金武町字伊芸751 琉球泡盛 三年古酒 原材料名/米こうじ(タイ産米) アルコール分/30度 内容量/180ml (以上、ラベルより転記) “崎山酒造廠”こと松藤さん。 その泡盛は、これまでに以下のものをいただいております。 〔泡盛〕14.松藤 25度 100ml 〔泡盛〕70.松藤 25度 100ml 【2回目ですけれど、何か?】 今日いただくこの松藤は、三年古酒。 プラスもう一年ちょっとみたいでした。 “三日麹山清水仕込み”だってさ。 それではいただきましょう。 まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。 盃にそそぐと、華やかな香りを少し、そして穀物の香りを少し感じます。 含むとそれらが穏やかに広がって鼻へ抜けていきます。 ちょいスーちょいピリ。 黒麹の香ばしさが穏やかに効いています。 甘みはほんのり感じる程度。 重さやクセはなし。 かつキレよくスッキリ。 次に、水割りで。 スーピリ引いて、上立ち香も消えます。 含むと、最初に香ばしい米の香りがしっかりしてきたことがわかります。 華やかさと黒麹の香ばしさも穏やかながらも生よりはっきりしています。 酸味も少し出るみたいです。 甘みは相変わらずほんのり。 重さやクセは、やはりなし。 後味スッキリ。 最後にソーダ割りで試してみました。…

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【お酒】2340.紅花屋重兵衛 純米大吟醸 雪女神 300ml

製造者 古澤酒造株式会社 山形県寒河江市丸内3丁目5-7 品目 日本酒 内容量 300ml 原材料名 米(山形県産)、米麹(山形県産米) 精米歩合 35% アルコール分 16度 (以上、ラベルより転記) 古澤酒造さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。 【お酒】260.澤正宗 純米カップ(二回目はこちら)(三回目はこちら) 【お酒】581.澤正宗 ヤングカップ 【お酒】1036.澤正宗 吟醸生酒 300ml  【お酒】1313.澤正宗 ヤングカップ 秋の山寺 【お酒】1316.紅花屋重兵衛 大吟醸 300ml 《焼酎》42.山形麦焼酎 雪原(せつげん) 25度 180ml【追記あり】 【お酒】2020.澤正宗 カップ(東北MONO) 【お酒】2290.澤正宗 純米酒 米だけの酒 カップ 今日いただくこのお酒は、“紅花屋重兵衛”。 どうやら天保7年(1836年)年に酒造業を興したご当主は養子で、その実父が“石川重兵衛”さんという御仁なのだとか。 なぜその名を冠しているのかは、知りません!(開き直り)。 この紅花屋重兵衛は、純米大吟醸なんだってさ。 山形県産の酒造好適米“雪女神”を35%まで磨いている(65%を削って捨てている)んだってさ。 純米でアルコール度数16%ということは、加水量が少な目ってこと? (純米原酒は18%前後のはず) お値段はこちら。 いいお値段でございましたぞ…

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